京和工芸 東京の高級呉服・着物・振り袖

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付帯の仕立て方

帯結びを簡単にする方法として「付帯仕立にする方法」と「補助器具を使用する方法」の二種類が主なものですが、一番広くもちいられている付帯にする方法をご紹介します。また、帯の種類により仕立て方が異なる為、今回は名古屋帯(単衣太鼓)の付帯でご説明します。

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①の場合 お太鼓の形になっているので着用は簡単ですが、収納の際に太古の厚みがあるので、かさばるのが欠点です。
②の場合 そのつど自分で太古を作る為、少々帯結びの知識が必要ですが、平らにたためるので、収納は容易です。②’のように前も広く仕立てれば、更に容易に収納することが出来ます。
③の場合 この仕立て方は切らずに帯の形をとじあげているだけなので、元の状態に戻すことが可能です。また着用も簡単です。ただし、着用感はやや劣ります。

①定型

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②自由形

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②’松葉仕立風

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③切らない付帯(定型)

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